20161218

とある男の渡米録 巻NO.【go】

「ドン。きみは、一生のうちには
時に運命が助け船を寄越すことも
あるとおもうかね?」
ジェイムズ・P・ホーガン著
『ガニメデの優しい巨人』より





【過去ログは↓から】

【ichi】

【ni】

【san】

【shi】







「更新遅くね?」


はい、すみません


ということで!
渡米録5回目!


デイビッドはいいヤツ
 日本のスナックが好物だ!












〜回想再開〜




いきなり何だよ!
と思ったと思う

まあこんな画像を見せられたら
誰でもそう思うし私もそう思う
というか現にそう思った

さっきまで蝋人形を見ていたのに
叔父がハルクからたかられていたのに
いきなり何だよ!ここどこ!?
そう思った




その謎を解く鍵はズバリ
手前の男性がかけている眼鏡だ







とか思ってるうちに
ブレブレのDR.DOOMが出てきまして
勘の良い方はもうお分かりですね
私は4D映画を観ております
なぜかは知らん


3Dは何回かあるんですがね
4Dってやつは初めてでして
4Dっていうとアレでしょ?
〈FOUR DIMENSION〉でしょ?
つまり〈4次元〉


3次元空間に生きる我々の視覚では
知覚できない次元なわけですが
DR.DOOMが一枚噛むと
それも可能になるんですね
スゴいぞMARVEL







とか思ってたら戦闘開始!
展開が早い!
ドラマ性ゼロ!






ビリビリビリ!
スパイダーマンピーンチ!








俺たちを忘れてもらっちゃ困るぜ!
的な感じ!


うんまあね
スパイダーマン助けに来たのはいいけどさ
いやせめて登場シーンくらいはさ
ひとりずつ見せ場作ってやれよ…

尺の都合とかいろいろあってもよ
「残りのキャストまとめておなしゃす!」
はちょっと非道くねえか…







ちなみこの敵キャラが
スゴくいい笑顔をするので
とても好きになりました







唐突に衛星軌道兵器と
タイマンはり始めるアイアンマン!
なんで!?

 全編字幕なしの英語なので
流れを把握出来ないのです
がんばれー!







ガンバ……アレ?

ひょっとしてアイアンマン限界キテる?







…!!!!?







!!!!?!!?!?!!?






な、なにが起きた…?
これは…
勝った……のか?


スーパーメカゴジラ的な充電が入って
アイアンマンが急に強くなりましたが
こんな機能あったんだ


戦場で背中を預けることができる
戦友という存在は貴重な財産なんだ







最後の方にいたファレルが
あまりにも似すぎており
人の業の深さを思い知ったところで
Madame Tussauds終了!


人の形のごときものは
万化してきわまりなし
ー荘子ー





〜回想遡行〜







昨夜
つまり2日目の夜
夕食後とあるバーにて


 このご尊顔
知っている人は知っている
お久しぶりですダーヤマ氏
garageの元スタッフと落ち合う


お元気でしたか私は元気です
という定型の挨拶もそこそこに
すっかりNYCボーイのダーヤマ氏
会うなり開口一番

「今さっき彼女と別れてきました」

なるほど
どうやらNYCでの生活を
エンジョイしているようで
太田安心しました
よかったよかった


とにかく次の日の昼から
いろいろと案内してくれるらしく
私としては非常に心強い
いわゆる『渡りに船』ってやつだ

若干傷心モードなのが気がかりだが
よろしくお願いします










〜回想復帰〜



んで蝋人形後に落ち合いまして
腹ごしらえにHELL'S KITCHENの
【RUDY'S BAR&GRILL】へ!


【NYCで絶対にやりたかったこと①】
 US製HOTDOGを食う

あのときは諦めるしかなかったが
もう涙は飲まない







雰囲気のある店内
そしてド平日の昼間っから
普通に飲んでる人が多い
繁盛店なんでしょうか?





飲み物とHOTDOGを
注文中のダーヤマ氏

ここだけの話
脚を組んで注文する彼の姿に
少しだけイラッときた笑






 泡はビールじゃねえ!空気だ!
と主張するかのように泡が少ない

質より量という姿勢が
なんだか妙にアメリカっぽく
ビールは地域性を映し出す鏡だ
 グラスはケチるな目一杯使え


店側のご好意だと思って
私はなみなみのビールを飲む
それが客であり日本人というものだ






 YES!HOTDOG!

 超絶シンプルだが
まさにこれこそが私の理想だ
使い回された段ボール風なパンだが
 その大味こそが私の理想なのだ

洗練されたUS製HOTDOGなんて
痩せたサモハンキンポー
そんなのサモハンじゃないし
US製HOTDOGじゃない
これでいいこれがいい


ちなみに耳を疑ったことがあって
これはいわゆる『お通し』だという
いやどう見てもちょっとした昼飯です







HOTDOGとビールで
英気を養ったあとは

【NYCで絶対にやりたかったこと②】
ブルックリンブリッジを渡る

今から渡るよ!







おお!見えてきた!

しかし実を言うと私とダーヤマ氏
HELL'S KITCHENから地下鉄に乗って
 そして目的地を乗り過ごしてしまい
橋の向こう側まで行っちゃってるんです


++++++++++

 「あの……ダイスケさん」

「ん?」

「行き過ぎたぽいす」

 「えっ?どゆこと?」

「ここ、もうブルックリンす

「え、じゃあもう橋越えた?」

「はい」

「あっマジで、ヤバいね 笑」

「どうします?」

「うん」

++++++++++






ということで
双六でいうところの
1マス戻るを地で行くことに



マンハッタン側から攻める
なんか旅っぽくなってきたぜ!







すげえぜブルックリンブリッジ
熊本の通潤橋にはこんなヒモなかった
橋の向こうにクッパとかいそうだし
 すげえぜブルックリンブリッジ






 か、カッコいい…
暮らしたい…







よく見ると真ん中に
『1875』ってある

140年前にできたのこれ?
 ホントに人が作ったの?
信じがたい

あの滑らかなアーチ部分とか
どう考えても無理だろ
模型でも難しいよ






え左手に見えますのが
『マンハッタンブリッジ』
でございます

1909年に完成したらしく
そう言われるとブルックリンより
なんとなくモダンですね






「ダイスケさん見てください
あれがドングリの背比べですよ」

と摩天楼を指差し語るダーヤマ氏
どうやらガイドが板についてきた模様





途中からそこかしこに
南京錠が大量にぶら下がっていて
これはいったいなんなのかという
私の素朴な問いかけに

「いや…なんなんすかね」

と首を傾げるダーヤマ氏
ガイド!ちゃんとガイドして!


ちなみにこの南京錠
日本の観光地にもよくある
カップルの『愛の証し』らしい
こういうのはどこも変わらんですね






約20分かけて橋を渡りきり
憧れのブルックリンに着!

早速HIPHOPなトラックの出迎え
ドキドキしてきた






 「ベストスポットがあるんです!」

それがここ
ダーヤマ氏お気にの場所
良い








『アメリカンドリームを夢見て』
撮影 : ダーヤマ
モデル : 太田

 フィルムカメラにハマっている
というダーヤマ氏はこのスポットで
こういう写真を撮りたかったみたい

なかなか他の観光客が
退いてくれないから
撮るのに一苦労でした


ドリームと夢の意味合いが
かぶっちゃってるよ
とかは言いっこなしだ







撮影する前の話ですが
観光客が退くまで暇つぶそう
とか思ってたらすぐ隣に
めちゃくちゃ興味深い店が

その名も
 【渋 SHIBUI】

これは入らんワケにはいくまい…







 SHI……SHIBUI?







過去の愛にもだえ
初夜に恋人を
信じつつ身を
捧げる女の悲しさ!

EROI!







【渋 SHIBUI】を後にし
そして撮影を終えた我々は
タクシーでどこへ向かったかというと
ここ【旧ダーヤマ邸】

「ダイスケさん
ぼく前ここに住んでました」




ブルックリン散策は続く














ホントいたるところに
グラフィティがあった




どうやって描いたんでしょう?









チラホラと見かけた旧車は
ホントに走ってんのかな?
と思えてくるような佇まいで






ブルックリンで
最もシャレているという通りを歩き





タトゥーショップの前を
ドキドキしながら歩き





最上階に某有名歌手の部屋がある
という巨大な百葉箱を横目にしながら






 歩き疲れて腹減ったので
【ROEBLING TEA ROOM】
バーガータイム!





これ大したことないように
パッと見は見えるだろうけれど
実際ポテトがエグいからな
呼吸が無意識にラマーズ法になるくらい
エグいからな


たぶんアメリカのポテトって
日本でいう米なんだよ
そう思った







その後
ダーヤマ氏オススメのバーにて
JAZZの生演奏を聴いて感無量

だがこのとき私は
おそらく時差ボケに起因する
強烈な睡魔と格闘中








ブルックリンを堪能した我々
マンハッタンに帰りまして
ホテルへ向かう途中
突然小用を催すダーヤマ氏
 寒かったもんね
トイレを探す


でここがどこかというと
ダーヤマ氏が通う学び舎なのである
24時間解放なのだ


トイレを借りるついでに
 こっそり潜入しました






でもあんまりうろつくと
屈強な警備員の兄ちゃんに
つまみ出されそうなので
出しゃばらないようにする
もう29だもんね






同じ角度ではまっている窓が
おそらく2枚以上存在しない
と思える外観の建物を見かけたら
それはきっとダーヤマ氏の学び舎だ
マンハッタンにあるぞ
探してみてくれ







エンパイアステートビルを眺め
それではオヤスミナサイ…






〜回想中断〜




HOTDOGにブルックリンブリッジ

アメリカナイズなガキが
映画や音楽でしか知らなかった
憧れのアメリカがそこにはあり
ただひたすらに良かった
「当たり前にそこにある」
って感じが良かった



さて
NYCでの最後の夜を終えた私は
無事ワシントンへとたどり着けるのか!?










次回
【アメリカ帝国軍本部へ】
乞うご期待!





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